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膜ろ過装置

膜ろ過装置には精密ろ過膜(MF)、限外ろ過膜(UF)、ナノろ過膜(NF)、逆浸透膜(RO)があり、種類によって除去できる物質の大きさが異なります。

精密ろ過膜(MF)について

除濁、除菌を主目的とし、0.01~10μm程度の細孔によって懸濁粒子の分離に用いられます。
処理方式は全ろ過方式とクロスフローろ過方式があり、全ろ過方式では供給液の全量が通過液となり、懸濁物が膜の細孔に堆積して透過抵抗となります。(カートリッジフィルターなど)
クロスフローろ過方式は逆浸透膜(RO)などでの一般的な方式で、供給液が膜を通過すると共に一部は濃縮液として排出されるため、ろ過抵抗はやがて一定となります。供給液の懸濁物濃度が高い場合に適した方式です。

限外ろ過膜(UF)について

精密ろ過膜よりも細孔径が小さな膜になります。ただしUF膜は細孔径を孔径ではなく、分画分子量という表現で表します。
処理方式はクロスフローろ過方式が主体です。

ナノろ過膜(NF)について

分離対象は限外ろ過膜と逆浸透膜の中間にある分子量の物質が対象となります。
一価イオンの排除性は低いが、カルシウムやマグネシウムなどの硬度成分及び分子量が200程度以上のトリハロメタンや農薬などの有機物を除去することができます。
膜素材や構造は逆浸透膜と同様です。

逆浸透膜(RO)について

水中に溶解している塩類や分子量が数十以上の有機物を排除することができる分離性能の高い膜です。
脱塩性能を有しており処理水は純水を得ることができます。
浸透圧以上の圧力を供給側からかける必要があり、比較的高い操作圧力が必要となります

 

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