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塩水二次精製装置

塩水二次精製装置

苛性ソーダと塩素は工業的な基礎化学原料ですが、それらの製造方法として精製食塩水に直流電源を通じ、電気分解を行う方法が現在主流となっています。
その食塩電解の際にイオン交換膜を使用しますが、原料である濃度の濃い食塩水の中にCa2+やMg2+などが残留していると苛性ソーダと反応して水酸化カルシウムなどのスケール成分が生じ、イオン交換膜に沈着して電解槽の電圧が上昇するといった不具合を招きます。
そういったことが無いように塩水中のCa2+やMg2+をppbレベルまで除去する装置が「塩水二次精製装置」であり、食塩電解プラントの付帯装置です。

なおppbとはppmの1000分の1の濃度単位で、例えば20ppbという値は0.02ppm、すなわち0.02mg/Lとなり、1Lの中に0.02mgだけCaが含まれる限りなくゼロに近い状態を表します。
そのCa2+などを除去するために特殊なキレート樹脂を塔内に充填し、塩水を通液することでCa2+,Mg2+,Sr2+といった2価の陽イオン成分をキレート樹脂でイオン交換処理を行って除去します。
一定時間通液すると塩酸、苛性ソーダを用いて再生を行いイオン交換能力の回復を図ります

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